活動日記 自然組 - 活動日記 -

11月6日 星空キャンプだ! 1日目

on
2021年12月3日

去年のしぜん組も、

秋にやっぱりキャンプをしていて、

去年は、御在所のてっぺんまで

みんなで行きたいってなり

     1泊2日で登ったね。

 

 

去年いた子どももいるし、

新しく入った子もいます。

顔ぶれが変われば、

しぜん組全体の雰囲気も全然違います。

 

今年は「それぞれがしたい遊び」に

ぐーっと没頭しながらも

     (↑夏あたりまでココ)

「みんな」でつながっている感じを深く味わっていけたらいいよね、そんな集団。

 

 

基地作りが楽しくてたまらない子達が

多いこともあり

今年のしぜん組秋キャンプは、いつも遊んでいるしぜん学校に泊まりたい!

ってことになりました。

 

何がしたいと聞いたら、即答で「思いっきり遊びたい!」だそうで、

いつもなら4時のお迎えだけれど、今日は、暗くなるまで遊んで、

美味しいご飯も作って食べて、

明日は朝からずーっと遊びたい

だそうです。

 

 

3日前にも、活動日があったので

その余韻がみんなの内側に残っていて、

いい感じのスタート!

 

 

 

 

 

朝、森の中をお散歩をしていたら、どんぐりがたくさん落ちていました。

「リスさん、喜ぶね!」

「あ、レストラン作っておいたら、もっと喜ぶんじゃない?」

となって、リスレストラン建設中のみなさん。

 

 

 

リス温泉も完成。手前の苔が温泉だそうで、

周りにどんぐりの枝を植栽中。

リスさんのどんぐり調理用のキッチン。

さわちゃん作葉っぱのお鍋だそうです。

 

リスさんがなかなか現れないものだから、

自分たちが動物になって、動物ごっこが始まりました。

ここは、夜みんなで寝る予定の場所。

横には、けんじさんやあすかちゃん、れんたろう達が作ってくれた

ブランコもあります。

たくさん遊んだら、きっと、

いっぱい安心できる場所になるね。

 

 

 

朝から基地を作っている子、

闘いごっこをしている子、

バッティングセンター用ボールを

朝からずっと作っている子、

夜照らしたいとランタン作りをしている子…みんなそれぞれ自分の気持ちにあった場所に。

 

秘密基地のハシゴができたよ!

 

 

お弁当食べてからも、遊びが止まらなくって、あっという間にもう4時です。

「いつもならもう帰る時間なのに、今日はまだ遊べる!!」

 

 

でも、18時には暗くなる。

わたしたち、遊びすぎちゃったかしら笑。

 

 

 

暗くなる前にみんなで準備しなくちゃね。

 

みんなで泊まるために、

自分は何がしたいかな、

自分には何ができるかな、

をみんなで輪になって考えてみる。

 

「ご飯作んなきゃ!」「ご飯作りしたーい!」

「ご飯作るのに、薪がいるよね」

「焚き火もした方がいいよね、暗くなるし寒いかもしれない」

「じゃ、ぼく、薪切りたい」

「ご飯も炊かないと」

「お米洗う」

「火の番したい」

「ブルーシートで泊まる場所、どうやって作るのー? それやりたい」

 

 

 

仕事と遊びがつながってる。

いいなあ、嬉しいなあ、

なんだか家族みたいだ、わたしたち。

 

 

 

せっせ、せっせ。大量の玉ねぎを

切る、切る、切る。

見て、白菜、こんなに切れたよ、写真撮ってー!

長い枯れ木をみんなで切って、一気に薪にする作戦らしい。

だんだん暗くなって来た。わあ、煙で光が見えるよ。

おもしろーい!

今夜のメニューは、子ども達の熱烈リクエストで「ハンバーグ餃子カレー」

昔のキャンプでけんじさんが作って、伝説となったメニューらしい。

ハンバーグなのか? 餃子なのか? カレーとどう絡むのか?

初めての私には謎すぎるメニュー。

 

18時。じゃじゃーん!

巨大フライパンに、お肉どーん、上に餃子の皮で、餃子ハンバーグ完成!!

肉汁たっぷり。これをカレーにトッピングしても良し、別に食べても最高。

なるほど、これが、伝説の

ハンバーグ餃子カレーなのね!!

 

 

カレーもご飯もとっても上手にできました。

焚き火のところで、みんなで輪になって

夕ご飯。自分達で作ると、

なんでこんなに美味しいんだろうね!

 

そのうち暗くなるのを感じて、すでにヘッドランプを付けて食べている子も。

さすが慣れてる!

 

 

 

 

 

ご飯の後。

永慈先生がみんなに聞きます。

 

「もうすぐ夜になるね。せっかく泊まるんだから、

夜、こうしたらもっといいな、ってこととか

こうしたらもっと夜をみんなで楽しく過ごせるなってことないかな?」

 

 

そして、今回は珍しく、順番に1から5まで数字を言って、

同じ数字の子どもが集まっての

グループ活動。

いつもの仲良し同士も見事にバラバラ。

 

 

グループごとで集まって、内緒の相談。

「何する? 何したい? 何があったらいいだろう?」

 

 

 

 

1時間半後。

 

チーム「ファイヤー」は、松脂を集めて、それを燃やして松明を作ってくれていました。

れんたろう(小3)以外は、1年生のグループで

「夜、トイレへの道をわかりやすくして、怖くないように、松脂を燃やして照らしたらいいな

と思ったから」と。そういえば、昔、松脂を燃やして遊んでいた日があったよね、それが生きた!!

びっくりするくらいよく燃えて、夜中12時まで明るかったよ。

 

 

 

チーム「やじるし」は、名前の通り、落ちている木を集めて、紐や釘を駆使して、

おっきくて素敵なやじるしを作っていました。

「トイレがどっちだったっけ、とか、みんなのいる場所がどっちだったっけって、わからなくなると困るから

やじるし作ってわかるようにしたらいいなって思ったよ」

 

 

 

チーム「冒険者」は、小3ゆいかと小2こっちゃん以外は1年生男子3人。日頃あんまり接点のない5人。

夜寝るのがこわいから、動物がきたら闘えるように剣を作りたいと言うカケルの言葉をきっかけに、

じゃあ、夜が怖くなくなるようなお守りを、みんなにプレゼントしよう!ということに。

そして、森の中をみんなでナイトハイクして動物がいないか探検した後、

松ぼっくりと小木刀のお守りを全員に。

「夜安心するお守りだよ。これがあれば、夜もこわくないよ。安心して眠れるから大丈夫だよ!」

 

 

 

チーム「お宝💎」は、ランタン探しゲームを考えてくれました。

「夜、ランタンにろうそく入れたらきれいで、みんながうれしくなるよ。それを探すゲームを考えたよ」

 

 

 

チーム「くらやみ」は、森の中のきもだめしをみんなにプレゼント。

「こわいのがいやな子も居るから、コースは大中小を選べるよ。小は全然こわくないから安心してね。

中がオススメで、大はすっごいこわいからね!!」

 

きもだめしは真っ暗な森の中を1人か2人か多くても3人まで🙀

大人の私でもドキドキ。

「さっきもらった、安心するお守り忘れた! あれがあれば大丈夫」とさわちゃん。

 

こ、これが森の暗闇から現れたら、かなりコワイ!

 

 

この、いつもと違うグループで過ごして遊んだ後、

しぜん組のみんながさらにギュギュッと仲間になった感じがした夜でした。

なんか嬉しいなあ!

 

 

 

 

3月に一部の子供とテントの外で寝たときは、ちょうど満月で、

目を開けるたびに、お月様が左から右に動いていて、

うっすらと月明かり照らされた森が本当にきれいだったのです。

 

今夜は新月。みんなで満点の星空が見られたら

なんて素敵だろうと思っていたのですが、夜になるほど雲が増え…

 

みんなが寝袋に入って少ししたら、

パラパラパラっと結構な雨粒が。

 

今夜の宿は、ぽっかり天が空いた森の中。

風除けのブルーシートが周囲をぐるりとおおっているだけです。

床もないけど、天井もない笑。

想定外の結構な雨に、動揺したのは私だけで、

男のスタッフ達がみんなの寝ている上に、

巨大ブルーシートの屋根を

本当にあっという間に張ってくれました。

 

人間の知恵ってすごい!

私も子どもと一緒に目をまんまるくして

そして、すごくすごく安心して、みんなで寝たのでした。

 

 

 

朝、目が覚めた時。みんなと寝た場所から見上げた空。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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嘉成永慈
しぜん学校校長

子どもたちが自ら育っていく様子を、しぜん学校スタッフはご家族の皆さんと一緒に見守らせていただきたいと思っています。送迎時にはできるだけたくさん保護者の方に活動時のそれぞれのお子さまの様子をお伝えできればと思っておりますが、なかなか全ての方にお話しすることができません。保護者の方からも、気になることや、ご家庭での様子でお伝えいただけることがありましたら、ご遠慮なくぜひスタッフにお声かけください。また平日の保護者の方との作業は、スタッフとの交流や情報交換の場とも考えております。しぜん学校とご家庭や学校での様子を、ぜひ多く共有できますように。