活動日記 自然組 - 活動日記 -

11月29.30 ついに御在所(2日目)

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2020年12月5日

おはよう、おはよう! 朝5時です、笑。

昨夜、スタッフミーティングをしながら仕込んでおいたお味噌汁と昨日炊いたご飯でおにぎりの朝ごはんを元気よく頬張ってます。

 

ご飯を食べたら、荷物を大きなリュックと、登山用リュックにまとめるよ。お茶を沢山作ったから、自分で水筒に入れてね。

そして、しぜん学校の合言葉「来たときよりも美しく!」時間の許す限りの片付けをして、7時過ぎに、出発。

目指すは、今日こそ御在所のてっぺん!

朝の光がきれいです。こんなに早くからみんなと歩けるの、嬉しいね。

 

 

まずは、ブナ清水を目指します。御在所までなかなかの距離があるので、真剣に行かないと間に合わないし、結構な急坂もある、そんな行程です。

 

タカノツメのよく乾いた落ち葉を踏むとフワッと綿飴みたいな甘い香りがするんですが、そこから始まって「お菓子のおうちを作るとしたらどうするか」という相談が始まり、女の子達の空想がとまりません。

「ベッドはやっぱりマシュマロがいいよね」「窓ガラスは飴を溶かしたらいいんじゃない?」「でさ、でさ、お風呂は…」と言った感じで、縦一列に歩きながら、ずいぶん長いこと壮大なファンタジーの世界にドップリと。集中しつつ並んで歩く山歩きだからこそ生まれた時間だなと思いました。山っていいな!

 

「私、めいなちゃんとなんか初めて仲良くなれた気がするー」とこなっちゃん。

「今まで、あんまり遊んだことなかったよね」「なんかうれしいね」ウフフ。

 

別の場所でも、いつもは絡まない子同士が楽しそうに話しています。

 

「もうこんなとこまで登ってきたの?」「えー、この間より早く感じるー!」「楽しかったからかな」「そうかも!」

急坂もなんのその、だね。

 

ときどきおやつ休憩を挟みながら、ぐんぐん登ります!

 

ゆっくり歩きたい子、自分は遅いと思う子は列の前に、早く歩きたい子は後ろに行きます。休憩のたびに、自分で調節してるのがすごいなあって思うんです。

 

ブナ清水から稜線までは、なかなかの急坂。道もかなり細い。自然とみんな寡黙に、足場を選んで登ります。

稜線に着いたとたん、思わず、うわー!! パッと視界が開け、四日市の街が一望。海も良く見える。

     しばらく見とれます。

山では色んな会話が生まれ、子ども同士も、大人と子どもも、なんか関係がぐいっと深まる感じがします。

 

こんな場所でお昼休憩。今回は即席春雨スープとパンという登山食。スープの味が色々あり、苦手な味で困っている一年生の子に、さっと自分が取ったスープを取り替えてあげる先輩。山だといつもよりさらに3割増しくらい優しくなる気がする。みんなそのままかっこいいおとなになってねー!

 

 

       色んな景色。

 

国見峠を越えたら、御在所。今、ここにいるんだよ、とみんなで例の手描き地図を確認。わあ、もうすぐじゃない!

 

 

最後のザレた急坂を登れば御在所。みんなで気合いを入れて、エイエイオー! 急坂、滑りやすいから気合いを入れて行くよー。

 

ついたー!

ついたときは嬉しかったねー!

 

御在所登頂、14時。6時間歩き続けました。年中のわくくんも、よく頑張った!

 

帰りは、ロープウェイでびゅーんと。「登るのはあんなに大変だったのに、ロープウェイは速くてズルい」。登ったからこその会話だね。

初ロープウェイの女子たちの最高のわくわく顔を私が独占しちゃって、ごめんなさい。可愛くてお母さん達にみせたかったわ〜!

 

朝明茶屋経由で、荷物を取り、奥井さんにお礼を言って、しぜん学校へ。

 

みんな、やり切った顔していたね!

 

 

 

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嘉成永慈
しぜん学校校長

子どもたちが自ら育っていく様子を、しぜん学校スタッフはご家族の皆さんと一緒に見守らせていただきたいと思っています。送迎時にはできるだけたくさん保護者の方に活動時のそれぞれのお子さまの様子をお伝えできればと思っておりますが、なかなか全ての方にお話しすることができません。保護者の方からも、気になることや、ご家庭での様子でお伝えいただけることがありましたら、ご遠慮なくぜひスタッフにお声かけください。また平日の保護者の方との作業は、スタッフとの交流や情報交換の場とも考えております。しぜん学校とご家庭や学校での様子を、ぜひ多く共有できますように。