里組愛知川キャンプ9/20〜22
前回のキャンプから4週間連続の活動の最後を締めくくる2泊3日のキャンプはお天気にも恵まれて充実の3日間でした。
4月から春夏秋冬と過ごすしぜん学校の子供たちは草や花と全く同じで芽が出て、花が咲いて、実るという経過が感じとれます。特に夏の「はじける感」、ハメを外すのではなくてパッと花が咲く感じをいかに作るかということが大事だなとスタッフ間で話してます。そういう意味で今回はハマったなと思えるキャンプになりました。
みんな慣れない荷物を背負っての山行に少し不安を感じながらの出発です。
前回に引き続きわかな先生に同行していただきました。
みんな軽快に足を進めます、気温が低くてほんと助かりました。
気温、湿度で全く違った登山になります。この日は歩くのが気持ちいいくらい、ボヤキもほとんど聞かれませんでした。
とは言え頂上間際の急登はヒーコラ、もう一息だ頑張れーって感じです。
根の平到着!
あとは下りだけ、勝ったも同然‼︎
けんいすけくんに16kgの大っきいテントを歩荷してもらいました(左端の赤いザック)、ホントたすかりました、ありがとー!
下りはルンルン。
⁉︎
愛知川到着‼︎
いきなり泳ぐかよ、結構冷たいんですよ、標高600m以上ですから。
さあどうやって生活しながら遊ぶべか?
着火に苦戦、30分以上頑張ったけどダメだった。
着火剤になる杉の枯葉、細い枝、指くらいの太さの枝、腕くらいの木とキチンと準備して丁寧に順番に大きな火を作っていく、手を抜くとうまくいかない。
2回目以降はスムーズに出来るようになったね、忘れんなよ〜!
料理班は準備万端。
やっと着いた火は気持ちいい、しばしほっこりタイム。
里組の女の子はみんな料理がすきだね。
ご飯と味噌汁のセッティング完了。
しょうきちが豚肉と玉ねぎを炒める、今晩は豚丼です!
陽が暮れて肌寒く焚き火が気持ちいい。
また人狼だよ。
2日目からしょうたろうも合流、たけとが一緒に山荘まで迎えに行ってくれました。
この辺りのシンボル、樹齢400年といわれる桂の木。ちょうど紅葉し始めで甘い焦がし砂糖の匂いを放ってました。
イガグリだらけなのに裸足でいてトゲ抜いてもらってます。
薪作りは重労働だけどみんな頑張ってたな。
今年の里組は男女、年の差の隔たりがなくとても仲良しなんです。
この大っきなテント自分たちだけで建てて片付けられたのはヤルなと思ったよ。
あっという間の3日間。片付け、荷物のパッキングを終えて最後の話合い。
帰り道も元気でした。
そうま隊長お疲れ様!
てるまよう頑張った‼︎
今回のキャンプのテーマはまずひとつめにご飯を作れるようになる事。薪集め、火起こし、炊飯、お味噌汁とおかずを作れるようになる事。初日の火起こしは子供たちだけでは火をつけられなかった。落ち葉を着火剤にしようとしたがつかなかった、しぜん学校では落ち葉でつけているけど落ち葉の種類も違えば乾き具合も違う。確実なのは杉など針葉樹の枯葉、それをみんなで探し集めて無事ご飯が食べれた。火起こしは大人でもなかなか難しく場数が必要だから今回の2泊3日で少し経験値をあげれたかな、2日目以降はちゃんとできました。
里組のみんなは学ぼうとする意識が高いし飲み込みがはやい、それと忍耐強さも感じました。比較対象の深山組がいい意味で悪ガキ君だからなのか畑作業で少しは鍛えられてるのかなどと思ったりしました。
もうひとつのテーマがてるまと一緒に泊まれるようになる事でした。てるま自身も1日目の夜はちょっと辛そうでしたが2日目は大分慣れた様子でした、2泊だったのがすごくよかったように思いました。それと他のみんなの気遣いやサポートがすごくやさしくて、言葉とかには出さないんだけどきちんとその意識を内に秘めている感じが垣間見れてちょっと大人っぽく感じました。ふたつのミッションをクリアして大成功のキャンプでした。