校長日記

独り言 5

on
2022年3月4日

ブログの依頼が届きましたので、独り言を更新したいと思います。
あくまでも独り言ですのでご期待には添えないと思いますが…

「親が大事なことを伝えたいと思っているのに子どもに伝わらなくてモヤモヤするんです。」という声を聞きました。お子さんと意見が噛み合わないとか、しぜん学校も行かせたいけど「行きたくない」と言われてしまうそうです。どうしてでしょう?これって一体何が問題なのでしょうか?

「行きたくない」と言っている子を無理矢理行かせるのは良くない。でもこの子のために親としては行かせるべきなんていう沼にハマってしまいそうになりますね。

行かせるべきか、行かせないべきか?
結論から言いましょう。保留です。
結論じゃないじゃん。って言われそうですが、なぜ保留なのかというと問題が何かお互いに理解していないからです。
問題が分からないのに答えも分かりっこありません。
親としては「行ってほしい」という願いを素直に受けてもらえないことにモヤモヤし、「行く」or「行かない」という決断を早くしたくなりますが、「行きたくない」子どもの願いは何なのか?ちゃんと理解してから話し合うべきです。
そもそもお子さんはどうありたいと願っているのでしょうか?なぜ行きたくないと思っているのでしょうか?その原因はどこにあるのでしょうか?その事を理解してほしいのです。

少し話しがずれますが、最近お泊まりが出来ない子が増えてきました。ようちえん時代はお泊まり保育も楽しく出来ていたのに、小学生になってから怖くなってくるようです。
なぜ??それをとても長いこと考え、やっと理解できました。その子達は親からの『心配』を多くかけられているという共通点がありました。
『心配』それは『呪い』と言っても過言ではありません。
愛情が深いからこそ心配される事は重々分かります。ですが、心配されるお子さんはどう受け取ると思いますか?
「〇〇はもう準備したの?」「大丈夫?」「そんなやり方じゃダメでしょ。」と言われ続けると「あなたはお母さんがいないと何も出来ないのよ。」と言われている気持ちになります。
愛情を『心配』に変えて言葉にしても良いことはありませんし、そもそも心配しているのはお子さんの問題ではなく、そのことで不安になるお母さんの問題です。
ではどうすれば?
愛情を『祝福』へと変えてみてください。
「〇〇の準備でお母さんが手伝えることはある?」「あなたならきっと大丈夫だと安心してるの。」「あなたはお母さんとは全然違う方法を考えれるから素敵。」と言われ続けるとお子さんはどう受け取るでしょうか?
一人の人間としては対等な関係ですが、親と子では立場が違いますから同じ土俵に立てば親の方が優れているに決まっています。同じ土俵には立たない方が良いんです。
客観視して高い視点から、この思いをどう伝えるべきか?言葉にするとどう伝わるか?お困りの方は、そんな風にお互いのことを考えてみてください。

なぜ「行きたくない」と思っているのか、子ども達は原因までわかっているわけではありません。
しぜん学校という場所に行きたくないのか?行ってほしいに反発しているのか?越えなきゃいけない課題から逃げたいのか?
子どもが抱えている問題はよーく聞いて受け止めて、祝福で返してあげてください。

子ども達に祝福を。問題は自ずと解決していくものです。

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嘉成永慈
しぜん学校校長

子どもたちが自ら育っていく様子を、しぜん学校スタッフはご家族の皆さんと一緒に見守らせていただきたいと思っています。送迎時にはできるだけたくさん保護者の方に活動時のそれぞれのお子さまの様子をお伝えできればと思っておりますが、なかなか全ての方にお話しすることができません。保護者の方からも、気になることや、ご家庭での様子でお伝えいただけることがありましたら、ご遠慮なくぜひスタッフにお声かけください。また平日の保護者の方との作業は、スタッフとの交流や情報交換の場とも考えております。しぜん学校とご家庭や学校での様子を、ぜひ多く共有できますように。