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2020年1月27日

渓介先生の「にぐみ」の話にもあるように、昨年の9月から活動の終盤に基地作りをしているんですが、私は、自然組約30人のうち4人という少人数の3、4年生を担当しています。
この年代は、発達心理学の用語でギャングエイジとも呼ばれるんですが
その特徴は、
・親や大人が見ていないところで、子供たちだけで活動する
・仲間同士だけの合図・約束・秘密の場所等を共有する
・仲間の中で、リーダー等の役割や責任が発生する
・学校の決まりや親との約束を破る
・親や先生の言うことを聞かない・言い訳や口答えをする
・大人びた仕草や、悪い言葉使いをする
・いたずら・悪さをしている
等々だそうですが、うーむ(笑)

最初のうちは、まとまって作業するなんてとんでもない。口答えは当たり前、言葉もきれいとはいえないし…。
正直、少し途方にくれることもありましたが、みんなとしゃべってるのは面白いし、大好きなんですよね。

そんなこんなで回数を重ねていくうちに、変化が垣間見えるように。
朝から基地を見に行ったり、立入禁止の看板を作ったり、みんなにとって大事な場所になっているのが伝わってきました。

そして、今回急遽、1、2年生に基地を披露することに。
みんな驚いてくれたり、自慢の2階から草のクッションに飛び降りたり、ブランコに乗ったり、とっても楽しそうに遊んでくれました。
ギャング?達もうれしそう。年上の面目躍如、得意満面!
学校行事で来れなかったメンバーにも見せてあげたかったな。
みんなが去った後も、すっかりモードが変わっていて、一気に滑り台が新設されました。

子どもによって、違いがあるとは思いますが、すべては必要な過程。
また、大切な場所でいろんな話しを聞くのが楽しみです!

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嘉成永慈
しぜん学校校長

子どもたちが自ら育っていく様子を、しぜん学校スタッフはご家族の皆さんと一緒に見守らせていただきたいと思っています。送迎時にはできるだけたくさん保護者の方に活動時のそれぞれのお子さまの様子をお伝えできればと思っておりますが、なかなか全ての方にお話しすることができません。保護者の方からも、気になることや、ご家庭での様子でお伝えいただけることがありましたら、ご遠慮なくぜひスタッフにお声かけください。また平日の保護者の方との作業は、スタッフとの交流や情報交換の場とも考えております。しぜん学校とご家庭や学校での様子を、ぜひ多く共有できますように。