夏と秋の話。
私、8月4日・5日の夏のキャンプ以降、3回ほどブログの更新を放ったらかしにしていました。ごめんなさい。どうにかしようとして今年の活動を色々と書き出してみたのですが、今となっては思い出せない事ばかり。大変申し訳ないです。
…ここからが本題。
今年の活動を色々書き出してみたら、まぁ、ちょっと面白かったのです。そんなわけで、今回の記事では、今年の事を秋くらいまで振り返ってみたいと思います。
※日付のところがその活動日の記事へのリンクになっています。ぜひぜひ読んでみてください。
コロナの影響で、学校がお休みに。その他にも色んなところで色んな影響が出て、こわごわだったり、うんざりだったり、「ひえ~」だったり。楽しい事もありましたが、心配なことも沢山あったと記憶しています。
そんな中でのしぜん組スタートは、いきなり雨。初回という条件に加えて「寒くないかな…」「濡れて嫌じゃないかな…」なんて不安もありました。が、いらぬ心配だったようです。持て余していたパワーを遊びに発揮。探検、おやつ作り、ドラム缶風呂。
この回、私は参加していないのですが、力強く始まったという印象を受けたことを覚えています。
濡れた木々に、大きな岩。モリアオガエルの卵にも出会ったそうで。改めて、生き物や自然の存在、そしてみんなの存在をありがたく思いました。
なんと!2回連続の雨。みんなのしたいことを聞いてみたら、みんな口をそろえて「川遊び!」。これで、この日の朝打ち合わせした大まかなイメージが全部白紙に戻ったのを覚えています。
しかし雨の川、もちろん寒いです。エネルギーはあるけれど、唇がすぐに紫色に。
ドラム缶風呂がめっちゃありがてぇ…そんな日でした。順番待ちの子たちにバケツでお湯をかけて回ったのを思い出します。
↓5月31日の回のドラム缶画像と比較してみると、この日のお風呂の有難さがよくわかります。服も髪も、なんだこのずぶ濡れ!表情も違いますね。雨の日に何やってんの!笑
三回目にして、ようやくの晴れ。川遊び、本番です。飛び込んで、流されたり、流れを作ったり。魚をとったり、サメになったり。
にぎやかな夏の遊び、最後は綱引き大会でしたね。
この日もまたまた雨。今年の梅雨は「ちゃんとした梅雨」でしたね。
朝、荷物を置くなり雨で遊び始めるみんなの後継が当たり前になってきました。
朝の会では、そろそろ夏だよね、ということでキャンプの相談。何がしたい?どんなことが出来るかな?
イメージを膨らませながら、山荘で遊ぶことになりました。
3度目になり、ダイナミックさを増してゆく川遊び。
山荘に残ったチームは、山荘の植物でヘアアレンジ屋さんなど。
小枝や木の葉で作るこびと村は、この回の帰りのちょっとした時間に、ほんの数人で始まったようでした。
◆8月4日5日
夏のキャンプです。この回の記事はありません。すみません。
到着するなりおもいっきり水遊びして、午後からはお祭りだ!みんながそれぞれにイメージを膨らませ、準備してきてくれました。
おめんにくじびき、花火にわたあめ、ヘアアレンジしてくれるお店もありましたね!
夕ごはんは、ジャンボフライパンで作るジャンボ餃子。今年のしぜん組のみんなは、働くのが好きだなぁ…という印象が強いです。遊ぶように働いています。
そのあとは、拙作紙芝居と、花火、スウェーデントーチ。一人一本ずつ、十字の切れ込みを入れた丸太をもらい、地面に立てて点火し、上手くいけば丸太の上にミニ焚火が…!という遊びなのですが、なかなかどうして、全然火がつかない。
みんなも体力が限界に…いや限界に近いはずなのに、一生懸命に火を起こしていました。よそをまわって情報収集したり、火種をもらったり。うーん…だめだぁ!一人また一人とテントに潜っていきました。そんな中…
「もう準備出来てるんだけど!いつ行くの?」
※こんな感じの台詞でした。
時刻は23時過ぎでしょうか。
虫取りセットを装備して、まるで今キャンプに来たばかりというような闘志を漲らせる。彼の名はあつひろ。
そうだ、虫取り楽しみにしてたもんね、男子たち。行くらしいぞと聞くやいなや、さっきまでヘロヘロだったのが嘘のような表情に。
というわけで、深夜の山をぞろぞろと下り、めぼしい樹をめぐるのですが…居ない!ここも…居ない!
引き返すか?いやいや…もしかしたら他の場所に…そんなこんなで、とうとう山荘から大駐車場前の一番下、まで下ってきてしまいました。
「あの電気の下なら、明るいから何か来てるかも」
「おった!なんかおる!でっかい!」「何!何?!」
でっかいヤモリでした。
一気に重くなった足を引きずりながら、大駐車場のだだっ広い坂を登る男たち。
ふとゴロンと寝転がると、微かに熱の残ったアスファルトと、吹き抜ける風が心地良い。目の前には、星、星。
「ここで寝たいなー」
「えいじに聞いてみてよ」
流石にダメでした。
もちろん元気なのは男子だけではありませんよ。
2日目の朝、えいじ先生は花いちもんめの声で叩き起こされたそうです。
朝ごはんの後は、川遊び。お昼はラーメン。スイカを割って、帰ってきました。
詳細こそ覚えていませんが、とにかく力の限り、遊びっぱなしの2日間でした。
キャンプの余韻冷めやらぬ様子。また川へ行きたいね。山荘へ行こう。
体がキンキンに冷えるまで、この夏の水遊びを最後までやりつくすような、総仕上げのようでした。
だからなのか、午後はもう…水遊びはいいかな、という雰囲気に。残暑の日差しを受けながら、各々山荘で遊びました。
…そこへ登場したのはタマゴタケ。カサの朱色がとても鮮やか。夏の終わりと、新しい季節のはじまりの一日でした。
みんなで山に登りたいなと思ってるんだけど、どこまで行きたい?
一番遠く、御在所だ!
…と意気揚々と出発しましたが、一番最初の休憩場所で楽しくなっちゃって、4時間過ごして帰ってきました。
そう、「村」の回です。
7月のいつぞやの活動から、毎回どこかしらに、何かしらの時間に、ぽつり、ぽつりと作られ続けていたこびとの村。
真似し合いながらも、それぞれが自分らしい遊びを作っています。活動一回一回を経て、キャンプを経て、みんなが見つけ、蓄え、深めてきた遊びが「今だ!」と響き合ったような印象です。
◆10月17日
この回の記事はありません。

お休みだった子へ、御在所へ行く計画の説明。
今度こそ御在所行くぞ…と思いきや、まーた雨!しぜん組のここまでの8回のうち、4回は雨です。2回に1回は雨。
でもまあ、いいじゃないか。東屋でご飯づくりして、薪き割りして、絵をかいて。雨の森の素敵なものを探して、並べてみたり、飾ってみたり。よく遊び、よく働き…「いつものしぜん組」でした。
それとこの回、何人かで御在所行きの地図を作りました。実際の登山地図を参考にして「ここは行き止まりだね」「何か書くものない?」なんて言いながら。
縮尺は”こども縮尺”。リアリティや実寸であるとか、見栄えや実用性であるとかではなく、ただ心に残ったことが大きく描かれている…そんな縮尺。だからみんなで作った村が一番大きく賑やかに描かれていて、それ以外の行程はまだまだ小さいです。
山に登ったらどう変わるのかな…
泊まる場所を探そう!地図を開いて確認して、ブナ清水のあたりまで行くことに。
前々回はブラブラと登り始めた御在所行きですが、この回は目的がより現実的になったからか、足取りも表情も少し違いました。
子どもたちの体験と、安全管理と。大人も大切なことを沢山学び、考えた一日でした。
ついにやってきた、キャンプの日です。
もう、この日については…各活動日の記事を読んでいただければと思います。
…自然組の半年、いかがでしたでしょうか。
活動日は月に数回しかありませんが、その一つ一つが紙芝居のように繋がっているのだと思います。